母校のサークルが・・・

 >母校が学園祭だったンで、久しぶりにサークルの様子でも見てくるかと、手みやげ持って行ってきたンです。

 サークル・・・なくなってました・・・。

 >お前は俺か・゜・(ノД`)・゜・

 >残ってりゃいいというもんでもない

 >FEARゲーしかやらないようなサークルになってた俺よりマシ。

 >FEARゲーぐらい後輩に上手くプレイしてるところを見せてやってくれよ。 情けないよ。

 >FEARゲー”しか”やらないのはもったいないかもね。

 >FEARゲーウザがるのは別に勝手だが、それより魅力あるはずの別のゲームをプレゼンできねえやつが多くて困る。

 >楽しけりゃFEARゲーだろうが洋物だろうが構わんと思うがね。今のところFEARに比べるとサポートが薄いところが多いから、偏るのは仕方ないと思う。

 >楽しめるゲームを楽しくやってりゃそれでいいと思うがな。

 >そうしてTCGサークルになってしまったMy鳥取

 郷愁と、少しの寂しさを感じる話ですね。RPGマガジンが、ぎゃざになった頃、とあるTRPGサークルの会長をやっていた人間としては、わりと洒落にならないオチだったりします(笑)。マジックばかりやっていてごめんなさいorz

奇妙ないでたち

 >コンベでホラー系かオカルト系かのシステムで、真っ黒なマントに仮面つけたGMを見たことがある。興味ないシステムだったのでいかなかったんだが、ひょっとしてシナリオ中もずっとあのままだったんだろうか

 >コンベでフォーチュン系かクエスト系かのシステムで、参加者全員が仮面つけたプレイを見たことがある。興味ないシステムだったのでいかなかったんだが、ひょっとしてシナリオ中もずっとあのままだったんだろうか。

 >トイレ行く際もルーミィだったら間違いなく困ったちゃんだな!

 >ぱーるぅ、ルーミィおしっこしたいおう! と叫んでパステル役(女性PL)に連れてってもらったら神。

 神っていうか、それは変態です(笑)

本当の戦士には剣など要らぬ

 >コンベの閉会間近、終わりそうに無いシナリオに切れたのか、ベテランらしい弁の立つPLがGMを強引に言い負かしてGMをのっとり、勝手に状況を動かしてシナリオを強引に終結させた。

 なんつーか、吟遊詩人GMならぬ吟遊詩人PLは初めて見たぜ。

 >まあ周囲が思わず見守ってしまうぐらいに無意識のコンセンサスを得ていたなら・・・と肯定的に捉えてみる。

 >全員呆然としてたよ、一方的にまくし立てて「時間なので帰ります」

 その後はコンベ初体験だったらしいGMを慰め励ますのに必死だった。ううむ、詳しく状況説明したほうがいいんだろうか? 俺も正直何が何だか訳が判んなかった部分のほうが大きいのだが

 >ぜひ頼む

 >では、お言葉に甘えて

 コンベは初体験と言うGM、よく言えば謙虚、悪く言えば気弱そうな態度ではあったが、普通のシナリオながら、GMの努力が感じられ、好感が持てた。

 ただ、やや問題だったのはシナリオの時間管理。色々と時間を食い過ぎ、最終戦闘前にはもう閉会式も間近。

 やおら、盗賊役PLが伏せてあった紙をGMに押し付け、見せる。素っ頓狂な声を上げるGMを盗賊PLは卓から離れた場所に連れ出し、何やら立て板に水とばかりにべらべら喋りだした。GMは抗弁しているようだが旗色が悪い。納得しきっていない様子のままのGMを連れて戻ってきた盗賊PL

 盗賊「では、俺の合図でそこらの山林から盗賊ギルドの暗殺者達が一斉に姿を現します。暗殺者達は瞬く間にアイテムの守護者達を倒し、アイテムを奪い取り、君達を取り囲む」

 ぽかーんとする俺達、GMはうつむいている。

 盗賊「ご苦労だった、もう君達に用は無い」

 戦士「待てよ、そんなのが許されるのかよ!」

 心の底から叫んだ戦士。盗賊役PLはにやりと笑みを浮かべ

 盗賊「やれ、と言う俺の声と共に戦士に無数の武器が突き立ち、君は息絶える」

 盗賊「馬鹿な奴だ。撤収するぞ! 暗殺者と俺は素早い動きで立ち去っていく、君達は何もする事が出来ない」

 そして盗賊PL自身も撤収した訳だ。

 ここまで凄まじい勢いでまくし立てられた。特定防止のための台詞一部改変と聞き取れなかった部分の推測を入れている。よく判らんが、GMに事前に見せていない伏せた紙に何か意味はあるんだろうか? とにかく、気弱そうなGMだったから押し切られたと思うんだが・・・

 余談ではあるが、この後の展開

 戦士「あー、死ぬかとと思った。と言ってむくりと起き上がるよ」

 魔術師「い、生きてたんですか!?」

 戦士「おぅ、自慢じゃないが死んだフリと逃亡だけは大得意だからな!」

 うつむいたGMを皆で慰め、優しい口調で必死で説得、一応EDをしてもらう事に

 村娘「あ、あの・・・騎士様、無事だったのですか?」

 戦士「・・・すまない、アイテムは奪われた。私の不覚だ」

 戦士「冒険者が、あんな奴ばかりだとは思わないでくれ」

 やたら熱意の篭った戦士の台詞。NPCじゃなくてGMに向けての説得か。残りのPC達は一致団結して盗賊を追う事をNPCに誓い、各NPCとの絡みを少しやってED

 必死に謝るGMと、止められなかった事をやっぱり謝り、励ますPL達。シナリオのいい点とかも誉めて、電車に乗るまでは少しはGMの表情も明るくなった様子なのが救い。GMやる事に恐怖を抱かないでくれればいいんだけど、事前に止められなかった俺達も困ったちゃんだよな

 以上。 纏めと説明不足があればすまぬ

 >いい話だな

 >さっさと自分だけ満足して帰るなんて、オナニーみたいなやつだねぇ。w にしても、めげずに生き返った戦士のポジティブさを評価したい。

 >その戦士すげえな。俺には無理だ

 >「あー、死ぬかと思った」のお陰で卓の空気は明るくなったよ。GMも多分ちょっと笑ってたし。ああ言うロールの空気転換は俺も見習いね

 >とりあえず、戦士に惚れた。いつか俺も立派な戦士になろう。

 >久々に本格困ったちゃんきたー!!

 と思ったらなんですかその爽やかなオチ。このスレはほのぼのの呪縛から逃れられないのか。ルール的にも、口プロレスで殺されたんだから口プロレスでなかったことにしても何も問題ないし、その戦士のグッジョブだなー。

 >戦士だってやりたい放題やられてハラワタ煮えくり返ってもおかしくないのに、 そこで新人GMを気遣う行動に出たんだぜ? どっかで「自分が苦しいときに他人に優しく出来る人間が、真に優しい人間である」って聞いたけど、まさにMVPに相応しい逸材だね。

 >盗賊「やれ、と言う俺の声と共に戦士に無数の武器が突き立ち、君は息絶える」

 ここで「判定しろよ」とか食い下がらず、いったん引き下がってるあたりも巧いな、戦士

 >実は突然の展開について行けなかっただけ、というオチは戦士の格好よさを半減させるかなw

 >どーやって事態を収拾させるかを盗賊PLがいなくなってから検討した結果、死んだフリを思いついたんじゃないかな。戦士PLは機転も利くし優しい良い奴だ。

 >この状況なら、ついていけなくても仕方なかろ。 むしろ、そのあとの「ついていけなかった状況」すらも活用する機転が光るだけだ。

 >と、気が付くと困ったちゃんの盗賊は置き去りにして、GJな戦士の話ばかりしてる自分ら。

 >ここで盗賊PLは青鬼説。戦士は赤鬼

 な、なんだってー!ΩΩΩ>泣いた赤鬼

先輩から後輩へ

 >かつての思い出。

 GMをやり始め、それなりに慣れてきたかな?といったところで師匠的存在の先輩から

 「じゃあ、修行な。次のセッションは、俺スゲー暴走するから」とのお達し。

 それまで親切でクレバーな行動でむしろサブGM的に進行を助けてくれた先輩の宣言に、俺は戦々恐々。次のシナリオには、考え付く限りの行動の想定とその対策、考え付く限りの分岐とその展開を考えてセッションに挑んだよ。

 そしてその日、先輩の行動に目を光らさせてあらゆる行動に対応しよう、と意気込んだ。が、先輩は、いつも通りの協力的なプレイを続ける。油断したところでどんでん返しがくるか? くるか? とビクビクしていた自分だが、結局 先輩は最後まで協力的でした。

 終了後、先輩とそのことを話してみたら、スンゲーいい笑顔でこう答えました。

 「GMは、色んなことを想定しなきゃいけないってことと、その対策が無駄になることもある って勉強になったでしょ?」やーらーれーたー!orz

 「いや、油断したの見えたらホントにひっくり返してもいいかなーと思ったけど、最後までビクビクしてるんだもん。ここまで思い通りに踊ってくれるとはねー」追い討ちもありがとうorz

 その後自分の考えた対策を披露したら、先輩からほいほいと軽くそれを踏み越える指摘が山ほどあって、この人だけは敵に回しちゃなんねーと肝に銘じたものです。

 そんな俺が後輩GMに告げる修行は、「俺、次はスゲー暴走するから」

 なぜなら俺もまた、困ったちゃんだからです。

 >追い打ちの一言を付け加えちゃうとこが、若いつーか青いね<先輩

 >いいんじゃないの、先輩後輩の信頼関係がちゃんと作れてる人同士なら。

 >いい先輩じゃねーの。オレならセッション中に一度は暴れてるな、そのシチュエーション。

 >後輩とか修行とかきもいなー。確かに困ったちゃんだ

 >サークルとかならアリじゃね? だって「活動」な訳だし。

 >まぁいきなし大暴れして「こう言うのにも対処出来ないとGM修行にならないんでちゅ!」とか後出しするよーなヤツに比べれば7億倍くらい良い人だと思う。

 >後輩が修行でプレッシャー感じすぎてゲーム楽しめなかったら、先輩は困ったちゃんだな

ひと夏×十数年の経験値

 長くなるし、あんまし卓ゲーと関係ないが愚痴らせてくれ

 3日の文化の日、俺は近所のホビーショップに出かけたんだ。勿論一人さ。

 で、ボヘーっとガンプラを眺めてた俺は、ふいに視線を感じそちらの方へ向くってゆうとだ。そこには五年程ご無沙汰の旧友の姿があるじゃねーか

 俺と奴とは小学時代からの知り合いで、中学高校と一緒に赤い箱青い箱の大冒険を繰り広げた間柄だ。週に一度、酷い時は毎日、俺らはダンジョンへ荒野へ海へ出かけては、時には死体を、時には山ほどのお宝を抱えて帰ってきたもんだ。まさに気分は戦友、といった感じ。あの頃はお互いに同じモノを見ていた

 高校卒業と共にお互いの進路が別れた事もあり、冒険の日々は終わりを告げる。俺は新たに戦場を見つけ今でも冒険を続けたが、奴はそのまま冒険の生活からは足を洗った。その後もしばらくは電源ゲーの方で路上格闘に精を出したが、いつしかそれも辞め、今度は本当にお互いに疎遠となっていった

 偶然の再会にお互いに驚いたが、俺が特に驚いたのはヤツの傍らに一人の可愛らしい女性の姿があった事だ。年は20代前半のはっきり言って店の雰囲気とは不似合いなオシャレなコ。でもケバいワケじゃなくって、むしろ落ち着いたお嬢さん。なにより眼鏡がとても似合う知的美人。

 『オーケー、落ち着け俺。三十路のヲタがあんな女性と一緒なんて何かワケがあるに違いない!  あー、そうだ、同伴出勤だそうだそうだ。でもこんなトコ連れてくるなんてセンスねー』 そう思った俺の気配を察したヤツからの思いがけない先制攻撃(当方立ちすくみ状態)

 「あ、これカミさん。俺、結婚したんだ」

 『カミサン?ナニソレ?クエルノ?(そりゃ別の意味で喰ってるだろうけどさ)』ってパニくる俺

 俺は色々言いたかったさ

 『今も俺はダンジョンに潜ってるぜ』

 『知ってるか?今は新しいD&Dが出てるんだぜ?』

 『しかも、昔よりエキサイティングなんだぜ!!』

 『毎月出費でヒーヒー言ってるけどな(笑)』

 でも隣りのカミさんと仲睦まじく手を繋いだヤツにそれを言うのはひどく野暮な気がした。俺は当り障りの無い言葉と「幸せそうじゃん!」と言う事しかできなかった。

 「あ、知ってるか?〇〇も結婚したってさ」

 〇〇は俺とヤツの共通の知り合いで、同じ卓を囲んだ戦友の一人だ

 「へー、そうなんだ」

 そんな返ししかできなかった。

 「それと(俺の)オヤジさんが心配してたぞ、全然連絡よこさないから元気でいるかって」

 そういや随分実家に戻ってないなぁ。戻れるワケないじゃん。オヤジ、ゴメンな。孫の顔は一生見せられそうにないや。

 ヤツと別れた俺は逃げるように店を後にする

 いつから、俺とヤツは違うものを見るようになったんだろう。やっぱ30過ぎても「やれドラゴンがファイヤーボールが」って言ってる俺は相当イタいんだろうな。それでも俺は冒険が辞めれそうにない。

 もう病気だ 死んでも治らない、不治の病だ。俺はまだあの頃見たモノが見えるんだ。

 今の俺の気持ちを一言で表すなら『風よ。龍に届いているか

リプレイ読み

 >リプレイ眺めてルルブ所有してるだけで満足。たまにプレイする機会があっても、リプレイのマネをするだけ。こんなのはプレイできてるうちに入らん。

 >まあ、個人の勝手では有るが「リプレイ眺めて幸せ」では少しさびしい気がするな。やはり「このゲームで遊びたい」って思わせてくれるようなリプレイを期待したいところ。 「知らない」から「興味がある」まで認知度を引き上げてくれるだけでも有り難い事は有り難い訳だが。

 >でもさぁ。リプレイの真似をしても、それで誰も困ってないなら、なんら問題はないと思うんだが。

 >公式から与えられないと何も出来ない人間が量産されたら嫌だなぁ。

 >公式から与えられなくても自作する人間が増えちゃうと、お高いサプリが売れなくなるじゃないか

 >つうか元ネタがリプレイだろうがマンガだろうが聖書だろうが、セッション中にゃ元ネタそのまんまになるワケがないので、オレァどうでもいいかな。

 リプレイ読み、と呼ばれる人達がいます。ネット上では、リプレイ読みの人達が、セッションを尊ぶ一部のTRPGゲーマーから、冷ややかな扱いを受けています。

 最初は何かの冗談だろうと思っていました。しかし、ネット上の言説で、たびたびリプレイ読みに対する皮肉を見かけるうちに、これはどうやらマジらしい、ということに気がつきました。

 リプレイ読みが、セッションを行うことは稀です。リプレイ読みは、リプレイを読むことが主なTRPGとの関わり方になります。なので、セッションをしないリプレイ読みの人達を、TRPGゲーマーとして扱わないことは理解できます。TRPGゲーマーという括りには置かず、ラノベ読みの一部としてカテゴライズすること自体は、自然な流れであると思うのです。

 しかし、セッションの現場において、叩き上げで育ってきた生粋のTRPGゲーマーからすると、リプレイ読みは、ミーハーに映ったり、実践とは程遠いリプレイの受け売りだけで行動する危険分子になりかねないと、懸念される傾向があるようです。リプレイ読みは、ネガティブに捉えられ、一方的な偏見を抱かれているのです。

 個人的には、このようなレッテルはりや、漠然としたカテゴライズに、意味は無いと思います。狭い界隈なので、仲良くすればよいのに・・・と思います。ただ、その一方で、偏見に基づく差別が生まれる心理的要因は、何となく察することができます。

 例えば、セッションを尊ぶ一部のTRPGゲーマーが仮想敵とするリプレイ読みは、ミーハーなので、いずれTRPGとの関わりも断つと考えられます。にもかかわらず、リプレイ購入を通して、神のみえざる手に影響を与えます。ミーハーではないと自覚するゲーマーからすると、それは時に迷惑ですし、長期的に見て業界に貢献しません(業界を憂う一部のTRPGゲーマーが反感を抱く)。また、いずれTRPGとの関わりを断つので、TRPGを介した人間関係も断たれると予測されるために、仲間意識が芽生えにくい、ということではないでしょうか・・・。

 と、ここまで推測して、ふと気がつくのです。

 レッテルはりや、カテゴライズをして、そこに一定の性質が備わる傾向があるのでは・・・と、根拠が薄いままに、ただ漠然と思い込むことを、偏見と呼ぶなら、私は今まさに、「セッションを尊ぶ一部のTRPGゲーマー」に対して、偏見を抱こうとしています。

 イメージで対象を語ることは、対象を理解する切欠にはなるでしょう。しかし、イメージで対象を批判しても、現実的には何の意味もありません。

 リプレイ読み、と呼ばれる存在と、それを揶揄した発言をする存在。そうした漠然としか捉えられない概念の衝突を批判することで、自分自身が魔境に落ちてしまうことって、あるんじゃないでしょうか。オタクとサブカルの対立だって、現実には存在しない、仮想敵を想定した噛み合わない諍いでした。

 怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように、気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまた、こちらをのぞいているのだ。

 リプレイ読み、FEARゲーマー、馬場論者、論考系、苦行主義者、困ったちゃん、上級者、老害・・・TRPG界隈には、曖昧な括りが多数見受けられます。これらを語るとき、ニーチェの言葉を思い出す必要があるのかも知れません。

 推測を基にした、無理解なイメージによる、レッテルはりや、カテゴライズは、特定の思想を攻撃したり、ある思想の全体化を押し進めるさいの第一歩となります。とても危険な行いです。新しい括りについて語るなら、まずは、相手を理解することから始めなくてはいけないのでしょう。胆に銘ずることにします。

セオリーの理解と懲罰

 >N◎VAとかブレカナとかALSとかは、マスターの負担が大きいのよ・・・。

 いわゆる”わかってる”PLとならともかく、動き方が読めない&相談もしてくれないPLがいると、それをどうフォローするかがかなり厄介。 そいつ個人がダメージ受けるぶんには自業自得だと思うけど、他のPL巻き込んでドツボ。にはまっていく(しかも本人自覚症状ナシ)んで、マスター的にはほっとけない。

 >うごかねーPLに対するフォローなんざあどのシステムでも同じだと思うがなあ。 話振ったりイベント起こしたり、時にはぶっちゃけて話を聞いてみたりする以外なんかある? どれも負担ってほどでかいもんでもねーしなあ。

 >動かない場合じゃなくて、変な方に動く場合の話なんじゃないか?

 >“わかってる”PLとか言い出すやつって、自分の脳内問題を解けるヤツが“わかってる”解けないヤツは“わかってない”って言うよね。問題文も見せないで“これが解けるかな〜”って言ってるようなもんだ。

 >NOVAの場合、明確に「分かってる」「分かってない」で別れると思うが。乱数要素が、他のゲームが無限で個別なのに対して、NOVAは有限で共有である、というのを理解しているか否かは、重要だよ

 >慣れてないPL「んじゃ、夜に会社に忍び込んで書類とか漁ってみます。」

慣れてるPL「んじゃ〈社会:企業〉で判定」

 一緒に遊んで楽しいのは上のPLなんだよなー。

 >本当に慣れてるPLなら、両方合わせて言えると思うんだけどな。

 >上級者には、それがわからんのですよ。

 >ああ、TRPGそのものに慣れてるっていうよりも、昨今のFEARメソッドというか、SSSの手法に慣れている/慣れていない。って意味でヒトツ。

 >慣れてないPL「んじゃ、夜に会社に忍び込んで書類とか漁ってみます。」

 慣れてないRL「んじゃ、<社会:企業>で判定」

 慣れてるRL「んじゃ、<社会:企業>に<隠密>組み合わせて判定していいよ。え?<隠密>持ってない? じゃあ次は、会社のクグツに見つかって、夜の社屋を逃げ回るシーン行こうか」

 >そうやって正しいかもしれないがアクトを破壊するような裁定をするのが慣れてるRLなのかw

 >忍び込んで情報集めます、っていわれたから〈隠密〉組めっつってんだろ? 懲罰は問題だが、それもまあ演出で済ませるなら問題ない。

 >不慣れなPLに対して懲罰的なシーンを盛り込むのが慣れたRLねぇ。そういうのが慣れてるRLってのは全く思い浮かばなかったよ。

 >要するに、PL側からのアクションに対してきちんとリアクションをとってやるってのが慣れたRLだってことだろう。

 >セオリー以外のことやったら懲罰的な裁定が下されるってんなら、セオリー通りに情報収集だけやってた方がマシだな。こうやってN◎VAが変わっていったのかなぁという愚痴。

 >あんたはセオリー外して面白いつもりなのかは知らんが、 周囲が白けてるのには気がついてないのかね。昔のN◎VAが云々言うなら自分でRLやれ、老害。という愚痴。

 >・PLのアクションにはリアクションを返すのが慣れたRL

  ・リアクションといっても、懲罰的なことはあまりよくない。

  これ以外で、なにかいいたいことのある奴はいるのか?

 >クグツに追われるという演出だけで懲罰と思うものもいれば、ゲームデータ的に損害を受けないと懲罰だと思わないものもいる。それだけの話だ

 >演出にしたって時間もシーンも食うしな。情報の入手を望んだが、その代償として失敗時に発生した懲罰だと捉えてもおかしくはないだろ。

 >おかしくはない。だが、失敗までもくみ取ってきちんとアクトに反映してくれたのだと感謝してもおかしくはない。追われてるところを他のPCに助けてもらうとかすれば絡みも増えるし。

 >( 会社のクグツに見つかって夜の社屋を逃げ回るシーン)て、懲罰なのか?

 コミカルタッチな展開でメリハリ付けて、逃げる途中でファイルを拾ったり、要人を見かけたり、最後は重要な情報を手に入れて結果オーライになる。煮詰まってるPLを救済するシーンとか想像したわけだが。

 てか、懲罰だけでシーンなんてわざわざ用意するものなのか?

 >それは卓の雰囲気によるのかな。話の流れ的には、書いた方も読んだ方も懲罰としてるっぽい。

 >(てか、懲罰だけでシーンなんてわざわざ用意するものなのか?)

  ヤッターマンリプだな。

 >おしおきだべ〜

 えー、オチは兎も角(笑)、ですね。示唆に富む内容で面白かったです。

 「分かっているプレイヤー」とやらしか対応できないというなら、それはそれで、自らの力量を把握しているので、結構なことだと思います。しかし、昨今のFEARメソッドに慣れていないプレイヤーを扱うのは、マスターの負担が大きい、などという発言は聞いたことが無かったものですから、そのような体感を得る人がいる、という事実に驚きました。

 そりゃあ、その卓で使うシステムと似たようなルールや、運用に慣れているプレイヤーと、慣れていないプレイヤーとを比較した場合、慣れていないプレイヤーを扱う方が、マスターの負担は大きいと思いますけれど。ことさら、FEARゲーを挙げる必要は無いのでは、と考えてしまいます。

 どうなのでしょう。FEARゲーって、そんなに取っ付きにくいものなのでしょうか? 

 まあ、負担云々は兎も角として、プレイヤーがセオリーを知らなければ意思決定を楽しめないような運用を行うルーラーがいたなら、それは単純に下手なのだと思います。だけれど、上記の例は簡潔すぎて、どのような状況なのか掴めません。なので、深くは言及しません。

 ただ、プレイヤーがセオリーを知らなくても、意思決定を楽しむことはできるでしょう。

 目的を達成するために、障害を乗り越える必要があり、いくつかの手段から、メリット・デメリット、リスク、コストなどを考慮したうえで、ひとつを選択する過程で、葛藤を楽しむという、TRPGの根源的な楽しみ方は、誰にでも可能なはずです。

 メリット・デメリット、リスク、コストは、ゲームシステム上の資源の増減にとどまらず、自らの望む展開に近づけるか、参加者の納得する演出が行えるか、エレガントな回答であるか、などなど。処理できる範囲で、考慮に値する材料が増えるほど、基本的に楽しくなりますね。

 逆に、セオリーを知らないために、障害を乗り越えるためにとるべき手段が分からず、分かっていたとしても、メリット・デメリット、リスク、コストなど、考慮すべき事柄の幾つかが分からないという状態にあるなら、ルーラーが手を差し伸べてあげる必要があります。

 プレイヤーがセオリーを知らなくても、ルーラーが手を差し伸べ、教えてあげることで、意思決定を楽しんでもらうことは可能なはずです。

 一方で、考慮すべき材料を与えずに、行動宣言に対してろくな判定をさせず、ただ淡々とデメリットや、リスクやコストを適用していると、単なる嫌がらせ(懲罰?)と捉えられかねないことは、上記2chのやり取りが示していますね。十分に気をつけたいところです。

 それは懲罰ではなく、意思決定と判定の結果、生じた事柄であると、認識させられるだけの段取りを組めているか。また、その段取りは、TRPGを共に楽しむという目標に根ざしたものなのか・・・そこが重要でしょう。

 何を当たり前なことを、と思われるでしょうけれど、これが案外、出来ていない人が多いために、ネット上で同様のトラブルを散見するのだと考えています。

 何しろ私自身、たまに出来ていないわけで(えー)。

 兎も角、胸に手をあてれば分かることですけれど、セオリーを知らない人とだって、TRPGは楽しめますし、貴方も楽しんできたはずです。たしかに、システムごとに癖のある特殊なメソッドを理解するには、時間を要することがあるかも知れません。しかし、それは些細なことです。意思決定をはじめとした、TRPGに共通する根源的な楽しみの数々は、TRPGゲーマーなら、誰もが共有できるところでしょう。

 「TRPGしようか」

 「よし、やろう」

 と、このやり取りだけでゲームを始めて、初見のシステムであっても共に楽しめるのが、TRPGゲーマーなんじゃないでしょうか。

 ひょっとすると、一般的な認識とは、ズレていますでしょうか? 今は、分かっているプレイヤー同士で楽しむのが、スタンダードなのかな・・・。

 さて、どうでしょう。

 貴方はシステムのセオリーを理解していない人と、TRPGを楽しむことは出来ますか? また、貴方自身がセオリーを理解していないシステムで、セオリーを理解している人達と卓を囲むことは出来ますか?

 過度に、あるいは過敏にシステムの特色を保守することを要求する、もっと飛躍すれば"想定の範囲内での行動を期待する"ってのの裏側にはなにがあるのかといえば、「自分の技術への自信のなさ」になるんじゃないだろーかと。