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[TRPG]表紙が恥ずかしい

 恥ずかしい煽りの入った「ときめきメモリアルONLINE」が、剥き身でテスターの元に送られて、羞恥の嵐がふきあれているそうです。妻子持ちや隠れオタクは、ばつが悪い思いをしているでしょうね。

 そういえば、私もTRPG関連商品の通販で、届け先を職場に指定していた時期があって、ある日、席を外していた時に届いた購入物が、デスクの上に開封された状態で置かれ、その回りを神妙な顔をした同僚達が囲んでいたことがありました(笑)。あれは恥ずかしかったです。説明が面倒なので「取り寄せておいた資料です」で済ませました。

 個人的には、エンゼルギアのあのアニメ絵は非常に気持ち悪い、ある種の淫らさのようなものを感じ、どうにもいよいよ集団的自慰行為か、という感じ強くがするわけです。

 いあ、上記の方のように、気持ち悪い思いまで抱いたことは無いのですが(汗)、購買層を意識したTRPG関連商品は、低年齢層や他分野のオタク層を取り込む意図があるのか、子供向けの絵柄だったり、大きいお兄さん向けの絵柄だったりすることがありますね。その手の絵柄の表紙ですと、根性無しの私は、正直わりと恥ずかしいです(笑)。

 ただ、私が恥ずかしいと思う類の表紙を使うことは、戦略上、正しいと思いますし、井上氏の絵を含め、TRPG業界の絵師の方々の絵は、いつも素晴らしくマッチングしていると感じております。

 むしろ好きなのに、恥ずかしいと思うのは、周囲の目を気にしすぎているためでしょうね。「恥ずかしい商品を買っているのではないか?」と誰かに思われることが恥ずかしいのだから、「これはTRPGです」と胸をはっていれば済むはずなのです。ゆえに、私の根性が足りていない事が、恥ずかしさの原因といえましょう。

 もちろん、上記引用のように、絵に対する感想は人それぞれです。作品から何を感じ取ろうと、その気持ちに嘘はないのですから、感じることは自由です。

 けれども、TRPG関連商品の表紙を恥ずかしいと感じている「私の心」は、きっと、それが周囲の目に触れると自分の評価を落とす結果になりかねない、との予測から、自意識過剰な自己を防衛するために、警戒信号を恥ずかしいという言葉に置き換えて表現しているだけなのでしょう。

 「自分を守るために絵師を貶める」ような発言だけは、しないように気をつけたいと思います。もちろん、人間ですから、絵柄に好き嫌いはあるでしょう。だけれど、好みの表明によって他人を不快にさせるくらいなら、その思いは、そっと胸のうちにしまっておきたいと考えております。