先輩から後輩へ

 >かつての思い出。

 GMをやり始め、それなりに慣れてきたかな?といったところで師匠的存在の先輩から

 「じゃあ、修行な。次のセッションは、俺スゲー暴走するから」とのお達し。

 それまで親切でクレバーな行動でむしろサブGM的に進行を助けてくれた先輩の宣言に、俺は戦々恐々。次のシナリオには、考え付く限りの行動の想定とその対策、考え付く限りの分岐とその展開を考えてセッションに挑んだよ。

 そしてその日、先輩の行動に目を光らさせてあらゆる行動に対応しよう、と意気込んだ。が、先輩は、いつも通りの協力的なプレイを続ける。油断したところでどんでん返しがくるか? くるか? とビクビクしていた自分だが、結局 先輩は最後まで協力的でした。

 終了後、先輩とそのことを話してみたら、スンゲーいい笑顔でこう答えました。

 「GMは、色んなことを想定しなきゃいけないってことと、その対策が無駄になることもある って勉強になったでしょ?」やーらーれーたー!orz

 「いや、油断したの見えたらホントにひっくり返してもいいかなーと思ったけど、最後までビクビクしてるんだもん。ここまで思い通りに踊ってくれるとはねー」追い討ちもありがとうorz

 その後自分の考えた対策を披露したら、先輩からほいほいと軽くそれを踏み越える指摘が山ほどあって、この人だけは敵に回しちゃなんねーと肝に銘じたものです。

 そんな俺が後輩GMに告げる修行は、「俺、次はスゲー暴走するから」

 なぜなら俺もまた、困ったちゃんだからです。

 >追い打ちの一言を付け加えちゃうとこが、若いつーか青いね<先輩

 >いいんじゃないの、先輩後輩の信頼関係がちゃんと作れてる人同士なら。

 >いい先輩じゃねーの。オレならセッション中に一度は暴れてるな、そのシチュエーション。

 >後輩とか修行とかきもいなー。確かに困ったちゃんだ

 >サークルとかならアリじゃね? だって「活動」な訳だし。

 >まぁいきなし大暴れして「こう言うのにも対処出来ないとGM修行にならないんでちゅ!」とか後出しするよーなヤツに比べれば7億倍くらい良い人だと思う。

 >後輩が修行でプレッシャー感じすぎてゲーム楽しめなかったら、先輩は困ったちゃんだな