イノセンス

 いまさらな話題ですが「イノセンス」ようやく見ました! DVDのレンタル視聴です。各所で批判されていた引用台詞の応酬を警戒していたのですが、終ってみれば「あれ?これだけ?」と肩透かし気味。他にもいろいろと悪い噂を聞いていたのですが、何も期待していなかったぶん面白かった・・・のではなく、単純にひとつの作品として「面白かった」と感じました。
 ビバップ劇場版のように、一話を引き伸ばしたような作りで間延びするのでは?と心配していたのですが、実際には、ひとつひとつのシーンが濃密でした。もちろん、ビバップも見る人が見れば濃密なのかも知れませんが、私にはイノセンスの方が合っていたようで、シーンに込められた情報が定期的に適度な量で目に飛び込んできて理解し易かったです。単純な構造(ネタバレ発言→→→→→紡績工場で働く少女が余りの重労働に耐えかね、布団に針を仕込むというお話)に情報を詰め込んで、小出しにしたり、説明せずに映像や音で考えさせる間を与えたりする見せ方が好きです。なので、その括り方において同じ系統のアニメである人狼(ネタバレ発言→→→→→赤頭巾)も好き。