さっそく使ってみる

 ところで、リンク先のサイトとは関係ありませんが、最近の論考まわりの書きなぐりコンテンツについて、様々思うことがあります。

 皆さんが御存知のように、TRPGは物語的な皮を被ったゲームです。私がTRPGを評価する時は、まず、システムが提供するゲームの面白さ、世界観が提示する皮が好みであるかどうか。そして、その皮が被り易く用意されているのか、という部分を見ます。
 また、物語とゲームが、巧くイメージによってジョイントされるのか。はたして、誰がゲームをしようとも、等しく楽しめるようにデザインされているのか、が重要なファクターとなります。システムを第三者に「楽しくなれますよ!」と紹介する時、その蓋然性を論理的に主張できるのかどうかがポイント。

 しかし、もしこれが批判を表明する段ならば、上記の感想を率直に伝えるわけにはいきません。システムが提供するゲームの妙味、世界観が提示する皮が購読層の期待に応え得るものか、そして、その皮が被り易く用意されているのか。これらを検証します。
 また、物語とゲームが、巧くイメージによってジョイントされるように配慮されているのか。はたして、誰がゲームをしようとも、等しく楽しめるようにデザインされているのか、が重要なファクターとなります。システムを第三者に「楽しくなれますよ!」と紹介する時、その蓋然性を論理的に主張できるのかどうかがポイント・・・後半部は前述のものと一緒ですね。

 まあ、ようするに批判てのは、好みの表明ではないわけで。その辺を履き違えないようにしたいな、と思った今日この頃。

 追記

 ネット上で、サイトやTRPGシステムに対する(批判ではなく)単なる言いがかりにしか見えないコンテンツを見かけたので、上記の文章を書きました。「論考まわり」と、そのコンテンツのあるサイト群をぼかして書きましたが、トラックバック先のサイト(うすくちゲーマのTRPGラクガキ帖)を指しているように見えてしまったかも知れません。もしそのように見えてしまったなら、それは誤解です。私の書き方が良くなかった。アキトさんにはご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。