BLEACH 18

 読み終えてから、ネットで感想を見てまわると、砕蜂祭りになっていて面食らいましたw 砕蜂は露出度が高いとはいえ、お子様っぽいし、顔はその辺にいそうで、別に可愛いわけでもないのでは・・・? と思ったのですが、どうやら、次巻で属性が反転するそうですね。ツンデレ効果か。そう思うと、なんだか砕蜂がいいキャラに見えてきました。まあ、無理に媚び媚びの美少女より、こういった地味可愛いキャラの方が好きですよ。

 ところで、最近はGM日記や、井上(仮)13歳、井上(仮)NEWSなどを見てくれている人が、TRPG BANKのことを知らなかったりするので、念の為に説明しますと、実はこのGM日記は、TRPG BANKという私の個人サイトにおける、備忘録のひとつなのです。

 で、そのTRPG BANKは、今でこそTRPGサイトになっておりますが、それは2003年のカウンター設置に伴うリニューアル以後のことであり、公開を開始した2001年当時は、死にてぇとか、平井和正はどうしたとか、ブギ−ポップはエロいねとか、パンクラス最強!とか意味もなくわめき散らす、混沌としたサイトでした。

 そうした、雑多な趣味のサイトとして利用していた頃に、私が力をいれて応援していたのが、BLEACHの作者、久保帯人なのです。ゾンビパウダーが打ちきられた後も、久保と、久保の友人のファンだった私は、2chで叩きながらも、早く復帰してくれないかなぁ、とツンデレ気味に応援していました。久保が赤丸ジャンプで復帰する!死神が出る漫画らしい!と聞いたときは、狂喜乱舞したものです。サイトにBLEACHのコーナーを作るほど入れ込んでいました。

 しかし、ソウルソサイエティでのバトル物に移行した頃、「こんなの久保じゃなくても書けるだろう」と、期待とは裏腹の展開に興味を失って、BLEACHを読まなくなっていたのです。

 (まあ、この手の批判は「もっとデキルはずだ!」と作者を持ち上げて、自分はファンの面をしつつも、結局のところ「私はこういう枠組を作って見てきたのに、最近は、その中におさまってくれない、何故ですか!」という苛立ちから来る自分勝手な繰言になりがちですから、素直に「興味の持てない展開になった」と言えば済む話ですが)

 あれから数年がたち、このたびBLEACHをまとめ買いしました。うん。面白い。私がつまらないと感じたのは、ソウルソサイエティの初期のみで、最近のBLEACHは、人気があるのも頷ける面白さでした。ポエムは相変わらずアレですがw キャラが立っていて、展開にスピードがあって、物語には重層的に解釈できる設定を配置するのも、相変わらず好みです。これからはまた、久保帯人の漫画を追っていこうと思います。もっともっと、凄いものを書いていただきたい。久保帯人は、凄い作家なのです。たぶん。