『論理哲学論考』を読む/テレビゲーム解釈論序説

 書店の現代思想コーナーで立ち読みし、一日がかりで読破しました。これで5000円浮きましたよ(貧乏性)。どうやら私は、論理哲学論考を誤読しまくりだったようですw これは最高のガイドブックですね。本当は、後期ウィトゲンシュタインを読みたくなって、良い本を探していたのですが、何気なくこの本を手にしたことで、思いがけず論理哲学論考を再読しました。

 テレビゲーム解釈論序説は、これも何故か現代思想コーナーにあったので、TRPGの事情と比較しながら読みました。こちらも思いがけず良著に触れたカタチです。恋愛シュミレーションは、昨今のFEAR系システムにおける、公式シナリオ上のヒロインやロイスの扱いと絡めて考えたり、論考系のサイトで語られているゲームの楽しさの中に、子ども性への言及を組み込むと、これは面白いかも知れないなぁ、と考えたり。RPGの考察は、TRPGと重複する部分も多かったです。

 mixiあたりで、TRPGサイト論を書きたいなぁ、とは思うものの、TRPG自体の論考を書く気はさらさら無かったのですが、これらの本とTRPGを絡めた、純粋なTRPG論考も書いてみたくなりました。そのくらい刺激的でしたよ。