ライトノベル完全読本

 「ライトノベル完全読本」を買ってきました。ライトノベルは、一年ほど前に旅の途中、洋上で「マリア様がみてる」と「キノの旅」を読んで以来、しばらく読んでいませんでした。振り返ってみると、ここ数年はミステリーばかりを読んでいましたからね。もともと、それほどライトノベルを読む人間ではありません。が、完全読本で紹介されている作品の中には、既読のものが10作品くらいありました。

 これって、多い方ですかね?比較対照がはっきりしない問ですがw 自分自身、多くの人が定義する「ライトノベルファン」ではないものと判断しますが、「ライトノベルを読む人間」と名乗っても、この界隈では認知されるに足る経歴かなぁ、などと思ったりしつつ、ページをめくりました。

 完全読本には、TRPGとライトノベルの関係を指摘する文章が多々ありますが、他で散散見かけた類の内容でしたので、あらためてTRPG好きがチェックするほどのものではないと感じました。大塚英志の「キャラクター小説の作り方」以来、この手の文章をよく見かける気がします。

 ガンダムが好きだったり、「ライトノベルを読む人間」と自認する人なら、購入の価値があるかも。業界に興味のある人には特にオススメできる感じ。TRPGファンとは、少々縁遠い気もします。しかしTRPG好きとライトノベルファンはリンクしているケースが多いので、何かの切欠にはなるかも知れませんね。そんな日経のムックでした。