きっとこう思って、こう行動するに違いない
>報告を。
セッション中にGMが確定事項として提示した情報に対して、「いや、これはこういう意味なんだ、そうに違いない、その方が美しい」と勝手に違う解釈をし、(そういう意味じゃないよと解説しても「だが俺のPCはそう考えているんだ」と言い張る)それを前提に考えるから用意した真相と食い違い、そのPLは見当外れの行動に出ることになる。
そしてGMが悪いと言わんばかりに「展開が不自然。シナリオをよく考えることをお薦めする」と愚痴をもらす。
>「僕のキャラはそんなことしません」の応用だなw
>GM「その女性NPCは君に対して明らかに敵意を向けているね」
困「それはいわゆるツンデレ、愛情の裏返しという奴だな。うん、そうに違いない。その方が美しい」
GM「いや、どう見ても殺す気満々なんだけど」
困「でも俺のPCはそう考えているんだ」
GM「まあいいけど。で、彼女は君に向けて銃を構えて『動くな、武器を捨てて降伏しろ!』と叫んでるけどどうする?」
困「もちろん歩み寄る。彼女に俺は撃てないさ」
GM「・・・彼女はためらわずに引金を引いたよ。ダメージは・・・」
困「展開が不自然。シナリオをよく考えることをお薦めする」
こういうのには遭遇したことがあるな。
>ワロタNPCで出すかな。
>コンベンションで見たようなデジャビューが・・・・それに限らず、自分のPCの行動を宣言したあとに「彼女(NPC)はきっとこう思ってこう行動するに”違いない”」って強要する例はたまに見るなー(´ー`)y-~~
>それはGMとの駆け引きの基本じゃん。・・・と思う俺は困ったちゃん?
>OPで「平和な家庭だったのに、両親を殺され、目の前で姉を○○され、弟の自分は人体実験、姉は○○の上に敵の情婦?になった挙句、結局殺されて生体マグネタイトに。しかも鬱描写が延々と・・・」OPでコレで、さらに延々と鬱描写が続く。
と、いう事をされて、俺が「いや、コイツ達の組織を全滅させる!」と復讐したかったんだけど。GMに「ここでこの敵を許さないのはおかしい」とマジで言われた。クライマックス終了までGMの吟遊詩人プレイにつき合わされました。
エンディングで、少しくらいは自分の意思を通したいと色々やったのですが、GM権限で敵を許した事にされました。・・・思い出すだけで吐き気がする。
>それは単なる駄目マスターじゃろ
>そのキャラの感情にまで口を出してくるとは駄目なマスターだな。マスターとしては敵が許される理由があったのかもしれないが、それをうけてどう思うかはPL次第だろうに。謝ってる敵をオラオラして再起不能(リタイヤ)させる主人公も世の中にはいるんだし
>GMはPCの精神面にだけは口を出しちゃいけない。特に感情には。あまりに問題のある性格設定で、他PLのプレイの妨げになる場合は、そもそもセッション開始前に注意して改善させればいいだけの話で。ま、そのGMは経験不足だな。コミュニケート能力の低さが伺えるよ。
>流れを読まずにサークルのプレイヤー氏を報告してみる。
ミレニアム前後のことですが、GMでブレイドオブアルカナのマスターをサークル例会ですることに。そのころは予告とか、ハンドアウト制とかいうのもきっちりしてなかった(ルールとして推奨されてなかったというか)ので、シナリオの説明とかキャラクター作成に関してフォローとかなしで、キャラクターを作成してのプレイ。
プレイヤーは3名で、修道女、魔術師、騎士というメンバー構成でした。困ったちゃんと思ったのは、この修道女 のプレイヤーが突然「その○○(神殿のNO2ね)さんが、怪しいですから、その人が犯人です。」・・・・・人を疑うことがないといってたやつが突然なにを言い出すか・・・・・・とかいうわけにもいかず、「あなたには、そういう風には到底思えないと思いますよ、人を疑うことがない聖女なんでしょ?」といって、シーンを進めて行こうとしたら、突然、うつむいてぶつぶつ言ってる。どうもGMのマスタリングが最低だとか、○○で???をするとか言ってるよう。
まあ、そうしたら、魔術師のプレイヤーさんと騎士のプレイヤーさんがフォローしてくれましたので、無事シナリオは終了しました。・・・・その後はGMのマスタリングレベルが低いのか、シナリオの内容に問題があったのかわかりませんが、その後、あのマスターは最低だとかTRPG系の友人ふれまわってたそうで・・・・どうにでもしてくれって感じでしたorz。
>別に怪しいやつを怪しいと言っても問題はないんじゃないの? 悪評をばらまくのは間違いなく困ったちゃんだが。
>ブレカナにおける「人を疑うことがない聖女」はあくまでキャラ立てだから、ルール的な拘束は存在しない。(強いて言うなら、『良いロールプレイをした』のチェックは入らないかも知らんが)
で、ハンドアウトもない状態でキャラ立てとして設定してみたけれど、実際アクトが始まってみると、如何にも怪しいNPCがいるんで、このキャラ立ては不利になりそう。で、キャラ立てに引きずられて「私誰も疑いませんから」とかやったらセッションが滞るだろうなーと、気を利かせて設定をスポイルしたら、「いや、オマエこの性格だろう」とGMからダメ出しがはいる。
というのが、その困ったチャンの思考だと思われる。足りなかったのはぶっちゃけじゃないのかな。
>全く。PL発言であの男怪しいねーとか言ってひとしきり笑ってからキャラ発言で「いいえ!〇〇さんのようなご立派な聖職者がそのようなことをするはずが!私自ら確かめてきますわ!」と言って人質にされてクライマックスで救助されれば美味しい役回りなのに
>GMをやっていた報告者と修道女のPL両方とも痛い。
>同意。 修道女のPLが痛いのは(報告を見る限り)痛いけど、GMも腕が悪いわな。「あなたのPCはそう思えません」とGMに思考を制限されても困るだろ。不快だろうし。せめて「人を疑う事がないという設定と、どう整合を取りますか?」と聞いてやれよ。
その上で(「いいえ!〇〇さんのようなご立派な聖職者がそのようなことをするはずが!私自ら確かめてきますわ!」と言って人質にされてクライマックスで救助されれる)路線で合意するなら、それで上出来だろう。他人を非難する前に、自分が出来る事を改善する方が建設的だぞ。
>激しく同意。「あなたのPCはそう思えません」ってのは極論すると
GM「その魔物を見た瞬間君は好きになってしまった」
PL「は?えーと・・・好きにならなきゃ駄目なの?」
GM「はい、君は好きになってしまったんです」
PL「えーと・・・やっぱ無理があるんじゃあ?こいつ村人一杯殺してるし」
GM「だから萌えるんじゃないですか!禁断の恋ですよ!さあ早く葛藤して!」
PL「・・・」
GM「思いつかないですか? しょうがないですねぇ、では私が代わりに演出してあげましょう」 (以下魔物とPLキャラを使ったGMの一人芝居が延々と続く)
↑これと同じになる。PCの思考を他人が勝手に決めるのはやめましょう。
これは以前、不快なキャラクタープレイでとりあげた、編集権(適当に内容を決める権利)の問題ですね。最近のシステムは、予告やハンドアウト等を使って、あらかじめ編集の方向性(ストーリーライン)を決めることが多くなりました。けれど、一歩踏み込んで、編集権の所在についても、セッション前にすり合わせを行ない、共通認識を作る必要があるのではないでしょうか。
ベテランの方々は臨機応変に対応できるでしょうから、そんな石橋を叩いて渡るようなすリ合わせは、煩わしいと御思いになるかも知れません。しかしウェブ上には、この手の失敗談があまりにも多いのです。
プロなら「きっとこう思って、こう行動するに違いない」あるいは、女性なら「きっとこう思って、こう行動するに違いない」。常識で考えれば「きっとこう思って、こう行動するに違いない」・・・・などなど、自分の考えを、TRPGの仮想世界における絶対の常識として、他人に押し付ける人をよく見かけます。
中でも、すり合わせなどせずとも「常識で考えれば済む」という考えは、一番危ないと思います。アインシュタインは「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションだ」と言っていますが、まさにそのとおりで、PCやNPCの思考や行動について「こうじゃなきゃオカシイだろ!」なんてクレームがついた事例は、数多く報告されているのです。
もちろん、私自身、他人のPCやNPCを見て「そんなのありえないだろう、普通はきっとこう思って、こう行動するに違いない」と、心の中で思うことはあるのですがw しかし、TRPGは皆で遊んでいるのですから、判断の基準や編集権の所在が、常に自分にあるかのごとく振舞うのは、良くないですよね。私が違和感を感じた場合は、せいぜい、編集権を持つ者を探し、提言するにとどめます。
では、「きっとこう思って、こう行動するに違いない」と、誰かが感じたとき、判断の基準は何処にあるのでしょうか? GMか、キャラクターの作成者か、場の空気とノリを読めている者か、世界観に詳しい者か、現実にその分野に詳しい者か、はたまた多数派なのか・・・・
貴方は他のPCやNPCを見て「きっとこう思って、こう行動するに違いない」と感じたことはありませんか? 感じたとき、貴方ならどうしますか?
RL側からの押し付け解釈ではなく、PL心理との擦り合わせによって如何にうまくストーリーとしてまとめるか(この辺は妥協ではなく双方の合意・納得が必要)という所にN◎VAシステム運用の肝の一つがある、と改めて思いました。
(注意:Web発表シナリオのネタバレを若干含みます)
「TRPGのストーリーは参加者全員の擦り合わせによって形成される」ことを忘れ(あるいは最初から認識せず)、自分の希望や都合だけをゴリ押しするから、不興を買うわけで。