呪われ剣士と夢の島

 「呪われ剣士と夢の島」を、ようやく購読できました。噂の二ムも拝めましたよ。なるほど、これは人気が出るでしょうねぇ。ベルカナのような攻撃性は無く、優しくてまっすぐな健気さ。イリーナのような奇行もなく、放っておけない弱さがある。まるで昔のアイドルのようです。その言動が、実は周到に計算された媚びムーブである可能性も否めませんがw 懐古的なヒロインですね。
 リプレイは全体を通して楽しめました。分かる人にしか分からないネタで笑わせる類の冗談ではなく、TRPGプレイヤーなら誰もが楽しめる掛け合いの妙で、ニヤリとさせてくれるのがSNEリプレイの真骨頂ではないでしょうか。そういう意味では、まさに絶妙なリプレイでした。
 「召喚ムスメと地下迷宮!」は、多くの批判をうけた異色のリプレイでしたので、この新六門も同様の路線でいくのかと思いきや、やはり総じて前作が不評(加藤ヒロノリ氏の日記参照)だったため、GM交代、そして読み物としての質の向上がはかられたようです。穿った見方なしで、普通に楽しめる上質リプレイとなっておりますよ。