生命の尊厳。ゴブリン それは いのち

 >明るく楽しく激しい虐殺がTRPGの主流派

 >現在の目で新和D&Dの国境の城砦(ベーシック用シナリオ)とか見ると、コボルトやらゴブリンが住む洞窟を城砦を護るためだけに冒険者が乗り込んでって殺戮するだけの展開に目が点になるわな。事前にゴブリンらが人間の村でも焼き討ちしてるマスターシーンでもあれば別だろうに。

 >D&Dコボルドやらゴブリンはほっとけば勝手に増えて人間襲うから。SWのコボルドやらゴブリンもそーだったはずなんだけどねー。

 >人殺しはいやだと、敵MSの腕や武器だけを吹っ飛ばして勝ち続けるガンダム種が人気ですし・・・

 >ダンジョンの情報を聞き出すために生かしておいたゴブリンから、情報を聞き出した後も生かしておくか? みたいな話やね。

 >シナリオの都合で問答無用で退治されるコボルトやらゴブリンがカワイソウと思う心があるのなら、PLを納得させるだけの為に虐殺された事になる村人がカワイソウ、と思えばいいと思うよ。

 スズメバチの巣を「この子達も生きてるんです、巣を壊すなんてかわいそう」といいながら、被害者が出たとたん「このとんでもないムシケラ共め」と焼き払うようなキャラがやりたいなら止めない。

 >女冒険者なんて負けたらレイープされんじゃん! とかいうけど、最近のヤヲイノリだと美少年だって男に掘られるわけでぇw まそこまでいかんでも、コナンの小説みたいに奴隷として鎖つけて強制労働やら足の腱切られてガレー船の漕ぎ手としてたたき売られるとかにもなるわけでぇ。敗者の立場が、理不尽におとしめられるなんてのは、あったりまえなんだよね。まして相手が悪ならさ

 >仲間あるいは家族を皆殺しにされて一人だけ生き残ったゴブリンの気持ちも考えよう。

 >降伏したゴブリンがやっかいな存在というのは、清松か水野も言ってたような。情けをかけて逃がすのも、禍根を断つために殺すのもどちらの判断もアリかな。PLの良心で逃がしたゴブリンが、後日に別のところで悪さをするにしても、それをまたPCに絡めたら後味悪くて嫌な思いをするから、GMはそういうシナリオは避けるべきかと思う。

 >むしろそこでゴブリンに同情しちゃう(喋ったら生かしてやる、と宣言してても)のは、冒険者なんてヤクザな立場になっていないと納得すれば良いのにな。

 >ゴブリンの巣穴で逃したらボス戦で後ろから襲撃されても文句言えんだろ。向こうも生活があるんだ。略奪者(PL)が命だけは取らなかったからって、殲滅のチャンスに逃げ出す訳が無いだろ。

 >んじゃ、非戦闘員のゴブリンの母子でも殺すのかよ!?

 >ネズミの駆除でメスネズミを見逃してたらキリがないだろう?

 >同じ理屈で、デーモンが人間の母子を殺してまわったとする。PLもPCも怒る。でもその怒りは、PCがゴブリンの母子を殺してまわったのとどう違うのか?ということに気が付く。きりねえじゃん。

 >まぁ、自分の敵をぶっ倒して死亡させたり不具にさせたりしても、それを名誉として貴婦人の前でゲハゲハ自慢気に話したりできないのは、基本的に騎士物語系に対する適正がないんじゃないかとは想う

 >そんな、どっちにころんでも気まずくなるような敵ださなきゃいいじゃん? 降伏はしない。非戦闘員のゴブリンなんていない。最後の1匹まで無感情にとつげきしてくる。

 >PLの倫理観とPCの倫理観はごっちゃにしてもいい気がするぞ。もちろんPLとはまったく違った倫理観をロールプレイする楽しみもあるだろうが。

 >倒すのが後ろめたい敵を倒して後でうじうじ思い悩んだり、夢に出てきてうなされたりするロールプレイのチャンスということで逃さず殺す。俺そういう背徳的な展開には股間がゾクゾクするんだ

 >殺さないで、後衛のマジックユーザーをさっくり持って行かれて、パーティーの全員から責められ 悩むって言うようなプレイもありかもしれんなぁ。まあ、あくまでも、責めるのも悩むのもPCレベルでって話でね。

 >「許して!」と泣き叫ぶ母親と7人の子供ゴブリン…とかそういうのを演出されたら困る。それがテーマなのか、とGMの顔色をうかがう。その母子を生かしておいたら、後でその母子から背後から奇襲をうけたりしたら、悪趣味なGMだな、と視線をそらす。

 >そこまで厳密にロールプレイするのも、やっぱり自分の倫理観で行動するのも、結局は楽しいか楽しくないかって話だよね。PCの倫理観で行動して、結局自分が嫌な気分になるぐらいならしないほうがいいし、世界観の雰囲気を大事にしたり、自分とは価値観の違うキャラを演じるのが楽しいならロールプレイを重視すればいい。

 >あれだ。時代劇をみて、「であえ、であえー!」で出てきてバッタバッタ切られる脇役にも、両親がいて子供もいるだろうに可哀想に……と思う人なんだろう。もっともだが、生真面目すぎるな。

 >あ、でもオレはそういうオースティンパワーズでやってたような演出は大好きだ。雑魚キャラが死ぬたびにソイツの家族とかが「はやくお父さん帰ってこないかなー」「今日はお父さんの大好きなハンバーグなのになー」「あ、お母さん、ボク今日ね、お父さんの絵を学校で描いたんだよー」「・・・洋ちゃん、、お父さんね、もう帰ってこない」で、元のシーンに戻って殺し合い。

 >というか人間が尊厳を認める対象は自分の延長と認識できる存在だけなわけで、つまり各人が「我々」と認識する範囲がどの程度広いかによるだろう。最近は、「人類」や「知的生物」はては「生命」「地球」とかまでこの範囲が拡張されてたりするが、昔はずっと範囲が狭かったわけで。自分の国、自分の町、村が普通だったろう。

 昔のギリシアで言えば「我々ヘレネス=人間」であって、バルバロイどもは人間ではない。中世欧州で言えば、「我々キリスト教徒=人間」であって、ユダヤムスリムは人間ではない。同じ人間だろ!とかいう言葉は空しく、生物学的に同類だったなんてのはろくに意味はない。

 とりあえず何が言いたいのかと言うと、おそらくゲーム内PCはゴブリンに尊厳を感じないだろうから、まあ殺すんだろうが、現代人のPLが尊厳を感じる範囲をゴブリンまで拡張させてしまうのは、 まあしょうがないことだってこった。とりあえずGMは、PLのこういう発想に対しては後味を一々感じさせてやるなということで。

 >『悪いゴブリンは居ねぇがぁ〜』ここ、某ゴブリン村では毎年恒例の「冒険者行事」が行われております。これはこの村の初代長老一家が、以前在籍していた集落に置いて、討伐の来た冒険者達に母子で居る所を見つかったものの虐殺されず、逃げることが出来たという故事にならったものだそうです。

 毎年、捕獲された事になっている村の男達が、恐ろしい形相の冒険者の面を被り家々をまわります。「人間の村に近づかないか?」と問う冒険者に「ハイ」と泣きながら答える子供達。家の者が全て約束すると冒険者は去り、男達が戻ってきます。この行事を行う事でその一年は、病気にならず、獲物に恵まれ、冒険者に見つからないとされています。

 最後のネタは笑いました。微笑ましいようで、実はシュールでドギツイ笑い。しかし“股間がゾクゾク”は、trpgゲーマー云々ではなく、人としてどうかと思うw もしかして、これが鬼族センサーってやつですか?(注:違います)