げん

 12年前の東大SF研究会が発行した同人誌を発掘。 その中にここであげられているような「困ったちゃん」の特集があった。パターン20種類。10年ちょいたったぐらいでは困ったちゃんというのは変わらないものだな。

 内容はこのコラムを書いた人の実体験に基づいたもので、いずれも実例と何故それがいけないのか、という解説つき。たとえば「プレイヤーに選択の余地を与えない」なら

 村長の家で飯に睡眠薬を盛られた。私だけがセービングスローに成功

 →妖しげな物音に目を覚まし、こっそりと調べにいこうとする私

 →首筋にひやりとした感覚。ナイフを当てられていた

 →縛り上げられ、嘲笑われる私。いったい何のためにセービングスローに成功したんだ?

 といった実例が挙げられ、この事例に対する解説として「マスターがあらかじめ決めておいたとおりのストーリー展開しか許されないシナリオ。マスターにプレイヤーの自由な行動を受け入れる柔軟性が欠けていることが考えられる」と言った解説と、ものによっては対処方法などが書いてある。項目の最後には原因が書いてある。この場合なら「独りよがりなプレイ」など。

 項目についての詳細と言うことなら、

 ≪シナリオ・ストーリーにおける8の間違い≫「プレイヤーに選択の余地を与えない」「NPC中心にストーリーを構成する」「プレイヤーに展開を全く読ませない」「あとせつ」「プレイヤーをだます」「プレイヤーを報われさせない」「引きが弱い」「細部にこだわりすぎる」

 ≪シナリオフレーバーにおける4の間違い≫「強すぎるNPC」「NPCを完全人間にする」「無敵の敵」「オリジナルの乱用」

 ≪マスタリングにおける7の間違い≫「プレイヤーの機転を却下する」「設定を見せびらかす」「人間描写をやりすぎる」「リアクションをやりすぎる」「余計な戦闘」「強すぎるプレイヤー」「安直な治癒、復活」

 ≪RPGしてはならない最後の間違い≫「極端な美的主義」

 いじょ。長文スマソ。