初心者への誘い文句

 >初心者に対するTRPGへの誘い文句が行けない。まるで自分がヒーローのデキレースごっこ遊びが出来るかのような文句だからな。

 >「TRPGでは君のやりたいことが何でもできるんだ」っていうアレな。俺も7年前くらいに誘われたとき言われた。思わず「TRPGは無秩序を推奨してるのか?」と問い返して苦笑された。いや、こっちが苦笑したいよ。

 >聞いた話だとなんでもできると言われた初心者の多くが「銀行強盗でもいいの?」と返してくるらしい

 >そこでバイオレンスを遊ぶ

 >何をしてもいいと何でもできるは違うが、わかりづらいからな

 >勘違いPLが愚かな行動したときに厳しく処理すると無茶苦茶スネる。本人はCRPGの延長だと思ってて悪気がないからタチが悪いが・・・。GMの説明が悪かったというのもあるだろうな。

 >CRPGからTRPGはじめたばっかのガキは「俺PC=ゲームの主人公=強い=何をしても望む結果が得られる=判定失敗はありえない」の法則が刷り込まれてるんだろう。

 >それに対してちゃんと説明しないGMは困ったちゃんでいい。ちゃんと説明できないのはそれについで困ったちゃん。

 >ちゃんと説明しても、理解しようとしないヤツが増えたと思いませんか?

 >俺的にはそんなことはない

 >ちゃんと説明できないのに、相手が理解できないことにするヤツの方が増えたんじゃないですかね?

 >マスタリングスレ向けかもしれんが、勘違いしている初心者に、TRPGをどう説明する? 何を要点に挙げる?

 >先に悪い実例を出す。例えば「TRPGは自由なゲームですので、ここで依頼人を斬り殺せたりしますが、今回それやっちゃうとゲームは終わっちゃうよね?」などと、にこやかに言うとまずやらない。

 >セッション開始前に、「中にはこういう悪いことするヤツもいてね」と、悪い例を面白おかしく話しておく

 >最初から自由な遊びだなんて嘘は教えない。

 >まあ、TRPGはじめたばっかりのPLは勘違いよりもお地蔵さんが圧倒的に多いけどな。

 >お地蔵さんに関しては、選択肢を提示したり、一人一人行動宣言を聞いていくことで大概はカバーできる。大事なのは「今は貴方が行動する番ですよ」とハッキリとわからせてあげること。

 >地蔵PLは、単にネタがわからない、慣れてなく世界観が理解できてない、等。まわりと共通の認識を持ててないことが原因の場合が多いと思う。そこにPC会話をふっても、余計萎縮しちゃうだけなので、まず共通の認識を作ってあげたほうがいいと思う

 >TRPGでは、GMから提示された状況に対して、あなたが考えうる行動をとることができます。およそ現実と同じです。あなたの選択で人助けもできますし、犯罪もできるでしょう。

 ただし、自分の行動によって、返ってくるものもおよそ現実と同じです。人助けをすればお礼をもらえるかも知れませんし、犯罪をすれば捕らえられ、処刑されるでしょう。PCの立場を演じるということは、責任を背負うことでもあります。そこを踏まえて行動してください。・・・少し堅苦しいかな?

 >TRPGの自由はリバティじゃなくてフリーダムなんだよな。責任の伴う自由。実際は他人との譲り合いや配慮が含まれるので好き勝手にできるリバティとは違う。GMに協力し、他のPLに協力し、システムの範囲内で好きにする自由であるのだ。

 初心者に対してTRPGを説明する時、貴方は、どのように伝えているでしょうか。嘘、大袈裟、紛らわしい説明は、していませんか?

 実際、意識せずとも、嘘をついて説明する人は、多いかも知れませんね。TRPGプレイヤーには、何かと嘘ばかりついて人の気をひこうとする、心の寂しいかたが多いですから・・・・と、冗談のつもりで書いたのですが、考えてみると、私自身、勧誘時は少しばかり誇張してアピールしたことがありましたw どうやら寂しいのは私だったらしい。正直、スマンカッタ orz まあ、一般のTRPGプレイヤーの皆さんは、良識ある対応をされていることと思います。貴方も大丈夫・・・ですよね?w

 さて、OJT(On the Job Training)を行なう以前の段階、つまり、まったくの初心者に向けた誘い文句を考えてみます。

 タイミングさえ合えば、無謀戦士ヴィエこと細江ひろみ氏を誘ったときの朱鷺田氏のように「1時間くらい、時間あるかな?」と言ってみたいところですが、私は30秒から、3分以内の説明を求められることが多いです。勧誘活動となると、過不足無くTRPGの定義を述べると共に、TRPGに興味を持っていただくための説明を行なうわけで・・・なかなか難しいですよね。システムによって遊び方も変わりますし。咄嗟のことだと、戸惑います。

 例えば1分程の勧誘のチャンスがあったなら、まずはドラクエやFFを突破口として使うのは、私だけではないと思うのですが、人によっては、誤解を招きやすいとか、邪道だとか、思うのかも知れません。これが絶対! という決まりが無いだけに、TRPGの説明は、その人のTRPGに対する姿勢や捉えかたが滲み出てくるので、私は、誰かがこの手の講釈を始めたなら、かならず耳をそばだてるようにしています。たまに口を出したくなることもありますがねw

 この文章を読んでいる貴方のような、経験をつんだTRPGプレイヤーなら、初心者の相手を務める機会が、今後あるのではないでしょうか。そういった方々は、30秒、3分間用のスピーチなど、いくつかのバリエーションに合わせて、説明の準備を行なっておくと、いざという時に役立つはずです。

 ところで、上記2chにあげられていた「TRPGでは、君のやりたいことが何でもできるんだ」という台詞は、たしかに、その言葉だけを聞くと、ベテランのTRPGプレイヤーなら顔をしかめるかも知れません。しかし、前後の文脈から意味を判断すれば、正しい用法になることもあるでしょう。また、印象的な台詞で注目させる意図があったなら、それは効果的な言葉として機能するかも知れません。

 大切なのは、どのような文句を使おうとも、真実を伝えようと努め、自分がどれだけTRPGを楽しんでいるか、ありのままの事実を語ることではないでしょうか。定義を歪めずに伝えたうえで、こんな楽しみ方や、あんな楽しみ方もできるけれど、今、この環境で、自分はこうしてTRPGを楽しんでいるよ、と自己に引きつけて説明できたなら、ベストだと考えます。

 もちろん、自分の楽しみ方を絶対として「TRPGでの遊戯は、こうあるべきだ」と伝えてしまうのは、よくありません。しかし、初心者が自分なりの楽しみ方を見つけるまでの導き手として、実体験を語るのは、大いに助けとなるはずです。

 時間をかけたコーチングとは違い、勧誘は、いかに楽しいものかを感覚的に理解してもらうことが重要です。TRPGの実態を細かに説明する必要はありません。そして、短い時間で「楽しそう」と思ってもらうためには、「楽しんでいる自分」の実体験が、「楽しそう」な説明に、説得力を持たせます。

 したがって、貴方は既に、嘘、大袈裟、紛らわしい表現を用いずとも、TRPGの楽しさを伝えることができるはずです。何故なら、貴方自身がTRPGの楽しさを、知っているのですから。

 やってるゲームの違いですかね。僕は最近、仮想状況シミュレーションゲームとして説明しています。

 結局ケースバイケースで、男の子ならたいていドラクエを知ってたからね。一番解りやすく近い例を出すです。女の子なら「ナルニア(以下略」だったかな(読んでたから、だけども