シリアスなシーンを壊す

 >困ったちゃんって言うほどでもないけど・・・基本的にツッコミというか、トンチンカンな行動を取った仲間の茶化し役を担当する後輩がいるんだが、「頼むからちょっと空気読んでくれよ」って言いたくなるときがある。

 真面目に会話するシーンでもおちゃらけて台無しにしたり、話がシリアスな方向に向かいかけたとたんそれをぶち壊そうとしたり。たまに突っ込まれる側の人間が嫌そうな顔をしていても容赦なくツッコミ続けるときもあったりして、はたから見てて正直いつ爆発するか恐いときがある。

 一度指摘したんだけど、「いや、そういうシリアスな空気や雰囲気に耐えられない」と主張。耐えられないなら別に、関わり合いにならなきゃいい(=シーンに登場しない)だけの様な気もするが・・・・

 >ウチの鳥取のメンツはみんなそんな感じ。ゲタゲタ爆笑しながらカッコイイ台詞を吐き。何時いかなる時でも下ネタ上等。っていうか推奨。それでも後から思い直せば、ネタやツッコミで脱線しすぎず、ちゃんとセッションが一つの物語として完成してる不思議。つまり、訓練の足りない上記報告者の鳥取メンツが困ったちゃん。

 >(>「頼むからちょっと空気読んでくれよ」って言いたくなるときがある)言いたくなる、で止めずに言ってしまえ

 >その後輩の主張からすると、ちゃんと空気読めてるんじゃん。意図的に雰囲気ぶっ壊しに来るのが判ってるんだから、シリアスなシナリオやりたい時はそいつの参加を断るか、きっちり釘を刺すかすればいい。

 ところで、シーンに登場しなけりゃイイというが、シリアスな空気に耐えられないのは PC じゃなく PL なんだから、その場に PC がいなくてもチャチャ入れはしてくると思うぞ。

 >茶化した行動も律儀に全て採用してグダグダになっているのか? シリアスな空気に耐えられなくておちゃらけた発言したら、おちゃらけた空気に負けたのか?

 前者なら拾いきれない行動は却下しとけ。後者ならシリアスな空気に耐えられない奴も問題だが、おちゃらけた空気に勝てない方も多少は問題はある(勿論空気を読んだ上で潰しにかかる方が問題だけど)

 >シリアスシーンでいちいち茶々入れるのは困ったちゃんだが・・・そいつが茶々入れただけでグダグダになるってんなら、GMがヘボか、そいつがお笑い系エンターティナーの才があるかのどちらかだ。

 前者ならそういうのを黙殺してシリアスに進められるようにガンバレ。後者ならシリアス系のシナリオには参加させるな。ギャグやれるときには重宝しても、そうでない時には害にしかならん。

 >人の話をさえぎって大きな声でかき消す、とか手はいろいろあるわけで

 >会話を遮る、割り込む、これだけで十分に話の腰が折れる事がある

 >腰を折るのは悪いが、腰が折れて復帰出来ないのも耐性が低い。タイミング外されると辛いのはわかるけどな。双方地道に耐性上げていくしかねーだろ。問題の奴もシリアス耐性上がれば茶化さなくなってくるだろうし。

 >鳥取では「シリアスなシナリオやるぞ!!」と宣言したGMがいの一番にみんなを大爆笑させたので、復帰するのに苦労したという事件があったわけだが。

 >シリアスの中にネタがあり、ネタの中にシリアスがあり、どちらも等しく使いこなして、場の流れに重なり、まとめ、ブチ壊し、裏切り、放置し、時には全く関係のない雑談を入れ、併行でシステム運用に反映してこそゲームになるってモンじゃないすか。

 >大抵はシリアスを好む方が困ったちゃん。

 >確かにシリアスで真面目にやりたいという方が困ったちゃん多いよね。身近にも居たよ。「クトゥルフはシリアスで真面目なゲームだから、笑い声やネタが言えるような雰囲気のは邪道。本当のクトゥルフでない」っていってたハゲ。

 >PCはシリアスになるべきだろうけど、PLはゲハゲハ笑ってても構わないと思うんだがねぇ。ってかフツーの戦闘であってもPCにとっちゃ命のやり取りだしさ。そう言う時だってPLはゲヘゲヘ笑えるんだからシリアスなシーンで笑うくらい良いやん。

 >シリアスだの真面目な雰囲気だの言うのはほとんどマスターだけ。要するに自分の脳内の格好いいイメージに陶酔してるんだろうよ。

 >シリアスをPLに求めたいなら、細やかかつ柔軟な語りでPLを充分惹き付けておけ、ということで。 とりあえず、飽きさせないことに気を配れば第一関門は突破。

 この手の話題は「ギャグ・シーンです。ちゃんと、チャラケてください」あるいは、「ラブコメ・シーンです。ちゃんと、イチャイチャしてください」と、バリエーションは豊富かも知れませんw 

 ある法則のもとに、行為(例えばシリアスなシーンに合わない行為)が制限された条件下で、一定の空気(例えばシリアスな空気)を維持するのがゲームの目標なら、そわない言動(オチャラケ)は、いただけない行為です。または、古今東西の物語から、シリアスなシーンのパターンを抽出し、再現、あるいは模倣するのがゲームの目標なら、これも、そわない言動(オチャラケ)はアウトでしょう。

 ただし、「PLがチャラケたとしても、PCがチャラケなければ良い」のか「PLもシリアスな空気を助長するため、PCと共にチャラケた言動を慎むべき」なのかは、あらかじめ確認しておく必要があります。どこまで制限するべきか、なんて、決まり事があるわけではありませんから。

 何にせよ、できないことを「やれ」というのも無茶ですし、遊戯で苦痛を感じたり、与えたりするのは本末転倒です。無理なら、黙っていてもらうか、ゲームの目標を変えるか、メンバーから外れてもらうか。いくらでも解決策はありますね。

げん

 12年前の東大SF研究会が発行した同人誌を発掘。 その中にここであげられているような「困ったちゃん」の特集があった。パターン20種類。10年ちょいたったぐらいでは困ったちゃんというのは変わらないものだな。

 内容はこのコラムを書いた人の実体験に基づいたもので、いずれも実例と何故それがいけないのか、という解説つき。たとえば「プレイヤーに選択の余地を与えない」なら

 村長の家で飯に睡眠薬を盛られた。私だけがセービングスローに成功

 →妖しげな物音に目を覚まし、こっそりと調べにいこうとする私

 →首筋にひやりとした感覚。ナイフを当てられていた

 →縛り上げられ、嘲笑われる私。いったい何のためにセービングスローに成功したんだ?

 といった実例が挙げられ、この事例に対する解説として「マスターがあらかじめ決めておいたとおりのストーリー展開しか許されないシナリオ。マスターにプレイヤーの自由な行動を受け入れる柔軟性が欠けていることが考えられる」と言った解説と、ものによっては対処方法などが書いてある。項目の最後には原因が書いてある。この場合なら「独りよがりなプレイ」など。

 項目についての詳細と言うことなら、

 ≪シナリオ・ストーリーにおける8の間違い≫「プレイヤーに選択の余地を与えない」「NPC中心にストーリーを構成する」「プレイヤーに展開を全く読ませない」「あとせつ」「プレイヤーをだます」「プレイヤーを報われさせない」「引きが弱い」「細部にこだわりすぎる」

 ≪シナリオフレーバーにおける4の間違い≫「強すぎるNPC」「NPCを完全人間にする」「無敵の敵」「オリジナルの乱用」

 ≪マスタリングにおける7の間違い≫「プレイヤーの機転を却下する」「設定を見せびらかす」「人間描写をやりすぎる」「リアクションをやりすぎる」「余計な戦闘」「強すぎるプレイヤー」「安直な治癒、復活」

 ≪RPGしてはならない最後の間違い≫「極端な美的主義」

 いじょ。長文スマソ。

不快なキャラクタープレイ

 >新しく参加したオンセサイトでセッションとは無関係のキャラチャットを楽しんでいたときのこと。

 後から参加してきたあるPCが酒に酔っているという設定でキャラプレイをしはじめる。このPCが他のPCにからみはじめ、なだめようとする他のPCを殴ったり蹴り飛ばすと宣言したり、挙げ句の果てに俺のPC(女)を床に押さえ付けて胸を触るとか言いだした。

 当然、不愉快だ。PCチャットでは話になりそうもないので、PLチャットで問題のPLに抗議してみることにした。するとそのPLは「だってそういうキャラだから」と言う。俺は何をふざけたことを抜かすかと思ったが、古参PL達の間でこのPCは受けがよいらしく、他の古参達も「PLの感情をPCに持ち込んじゃいけないよ」と言いだした。

 その場でそれ以上抗議しても意味がないし、荒れるだけなので、不勉強でしたと謝って引き下がった。引き下がった俺に、古参の一人が「PC間のやりとりは取り消せないから、今回の事は諦めてね」と言った。

 今思えば演出のみで進行している場なんだから、俺も「押さえ付けられる寸前にうまくその場を逃げた」と言って退場してしまえばよかったのかも知れないが、やはりどうにも納得がいかない。この件について、誰が困ったちゃんなのか意見を頼む。コミュニケーションの問題は難しい・・・。

 >「だってそういうキャラだから」というのを免罪符にするやつは、同じ目にあわせてやっても反省なんかしねぇしなぁ。

 >(>古参PL達のあいだでこのPCは受けがいいらしく) それが問題。認識がずれた空間に入り込んだために起こった不幸な事故。

 >まぁ事故かね。当然セクハラ行為は厳禁だが、なりチャなら同じように演出だけで切り返せばいいだけのような気はする。サイトの運営方針や雰囲気にもよるし、お前さんがどう苦情を伝えたのかは分からないが、言い方によっては真意が誤解されるだろうな。

 >セクハラでも戦闘中のアタックでも「〜しようとする」からアプローチするところでしょ。分かってない奴の「〜した」という発言は「〜する」に読み替えて、リアクション返すのが吉。「確定済み」とか言い出したらそっからは議論。

  ・キャラクターとしてもプレイヤーとしても不快だ。

  ・(発言は覆せない)→「「彼を殺した」と発言したら通るのか」

  ・(キャラクターの性能)→「ここは彼が好き放題するための場所ですか」

  ・(空気読め)→「私の不快感を先に読み取ってください」「宴会の席でのセクハラと同じ言い訳ですね」

 言うこと言って分かってもらえないようなら、そこはキミの住処ではない。

 >・(なに熱くなってるの?)→「そちらこそ、どうしても触ったことにしたいんですか?」も足しておけ。この辺から「じゃいいよ」的な空気が流れて話が打ち切られるから。

 >ネカマのチチを触るロールプレイのどこが楽しいのか分からない。

 >そこはまあ、女子高生でない女にセーラー服着せるような風俗もありますから。

 >事故というより、相手が無神経なだけだから当たり障りのない対応して、今後はスルーするのがいいよ。バカはそうやって、周囲の人間にスルーさても気づかないけど、反論したって反省しないから議論は無駄。

 >オンセだと場の雰囲気も読み辛いし、注意するにしても相当言葉を選ばないと(いや、選んでもか)、相手にはキツい言葉に捉えられかねんしな

 >オンセは顔が見えない分暴走しがちで、文字だけな分発言に注意しなきゃならない。ほんとオンセは地獄だぜ。フゥハハハハァァァーーーッ

 >それぞれのプレイヤーの許容範囲って様々だから、合う合わないも当然ある。けれど、できれば、そのあたりをうまく調整して楽しんで欲しいんだけどね。

 すり合わせが大切なのは、オンセもオフセも一緒、自分の行動が相手にどう思われているか、考える機会を持とうよ?(事故はそれで減るし、読んでも自分には関係ないと思う人はヤバイし、相手の反応で気付く人も多いと思うよ?)

 同時に告げないと気付かないのも事実、そして告げる事がぐだぐだのきっかけになることも・・・場を荒らさないで自分の意思を伝える難しさはいつも感じるねぇ・・・で、相手を怒らせないで意思表示するには相手を知ることだったり。相手を知るにはやっぱり相手と接することだろうしね。コミュニケーションはいろいろ深いと思うよ、やっぱり。

 キャラチャットのことは、よく分かりません。けれど、TRPGでは、セクハラはもちろんのこと、無断で他のPCの設定や状況に干渉し、事象を決定してしまうのは、良くないですね。

 大抵の場合、ルールの範囲外にあるキャラクターの設定(経歴・家族構成など)や、細かな状況(姿勢・動作・体調・感情・表情・発言など)についての編集権(適当に内容を決める権利)は、管理しているプレイヤーにあると、一般的に認められます。そしてまた、仮想世界内へのプレイヤーからの干渉は、提案から始まり、GMの確認をとった後、しかるべき処理(行為判定や、受動側プレイヤーの対抗判定の意思確認など)を行うことで、その成否が決定されます。

 当たり前のことですね。上記2chの例は、編集権がカチ合っているにも関わらず、一方が宣言だけで事象を決定した点が、いただけません。

 ただ、編集可能な領域に対する認識は、ひとそれぞれです。卓ごとのコンセンサスが、取れていないかぎり、程度の差こそあれ、編集権の衝突は起こりうるのです。何処から何処までが、自分にとって編集可能な領域なのか、また、他のプレイヤーやGMが、編集可能と認識している領域と、重複している個所は何処か・・・なんて、完璧に把握している人は、いないのではないでしょうか。

 例えば、流れの中でPLが唐突に登場させ、GMが認めたPCの息子(NPC)の編集権は、誰が持ちますか? 事前の確認が無ければ「PLにある」「GMにある」「GMにあるが、PLにも少しある」「PLにあるが、GMは断りなく編集可能」と意見が分かれても、不思議はありません。

 あるいは、自分のPCに関わる編集可能な領域は、何処までを主張できるでしょうか。「実は記憶喪失の犯罪者だった」「街行く美女に目を奪われ、護衛対象を人ごみの中へ見失ってしまった」「その時、君は叫び、恐怖した」「PLは嫌っていたけれど、実はNPCに恋をしていたことに、たった今、PCは気づいた」「君の放った○○はーーっ!!(PCの技と効果の描写)」「ペット(PCが所有しているアイテム)が、苦しみもがき、死んでしまうよ。どうやらこの洞窟には微弱な毒素が蔓延しているようだ、はやく脱出しないとね・・・あ、ペットがゾンビになって襲ってきたよ」などなど、GMによって急に編集された場合を想像してください。

 GMには、PCのコントロールを奪う権利があるし、仮想世界内の設定や状況を自由に編集してもかまわない、と思う人がいる一方で、自分が編集可能だと思っていた領域を、GMが勝手に編集した、と思う人が、いるかも知れません。

 また逆に、もし貴方がGMだった場合、NPCや仮想世界内の編集を、何処までPLに許しますか? FEARのリプレイでは顕著ですが、参加者全員が、脚本、演出、美術、効果、照明など、あらゆる面で編集に関わって、より楽しくしようと、アイディアを出し合い、プレイしていますよね。NPCやPCの乗っ取りから始まり、世界設定を弄り、果てはプレイヤーが、星を丸ごと編集してキャラクター化し、スキルの対象にしてしまう様は、見ていて痛快です。

 ですが、たとえ場が盛り上がって、GMの貴方が宣言のみで通しても、そういった編集を誰もが快く思っているとは限りません。さも当然のことのように編集した内容が、齟齬を生むケースは実に多いのです。

 まあ、この文章を読んでいるTRPG経験者の貴方なら、ルールに無い部分での編集権の衝突を、巧く調停する術は御持ちだと思います。GMとしてリーダーシップを発揮すべき時を、見極めることもできるでしょう。普段から、仮想世界内へのプレイヤーからの干渉は、GMへの確認(黙認)と、編集権を所持していそうな参加者との話し合いで、数秒のうちに処理しているはずです。

 ただ、こうした些細な処理の積み重ねによって、TRPGの遊戯が進行するなかで、実は、ルールに無い部分での編集権の衝突が連続して発生し、見えない不満を募らせる一因になっている・・・こともあるかもね〜程度の認識を、頭の片隅に入れておけば、不意に露見した時にも、対処し易いと考えます。

 実際には、何をやるにせよ、いちいち編集権の確認などしていられませんし、オンセなら、なおのこと無駄に時間をかけられないので、事後承諾になりがちですよね。

 で、トラブルに見まわれた際に、面倒なので、GMの編集権は絶対、ということで済ませようとしたら「横暴だ」「吟遊詩人だ」となるし、対話で解決しようとすれば「くちプロレス」と揶揄されるw 「対話と圧力」で押し通すには限界があります。時には折れることも必要でしょう。

 楽しもう、楽しませようという思いの、すれ違いから生まれる悲しいトラブルを聞くたびに、もどかしさを感じます。一緒にTRPGを楽しむ仲間同士、巧く折衷できるように、譲り合いの心で遊びたいものですね。

戦闘で覚えた不満

 >コンベで会った嫌なGM:ラストバトル偏

  1、ミュートで11振り、一発でボスRM無力化。愕然とするGM、数十秒後に突然1回だけ精霊魔法無効化できるアイテム持ってたと言い出し、ファイアボール打ってくる。ハーフエルフプリースト死亡、撤退しようとしたら文句を言い出して戦闘続行させ、結局全滅。

  2、魔法使いの魔力をグラランで消耗させてから突っ込む。LVからして明らかに過剰な魔法使っているのにシェイドのダメージ無効なほどMP残ってると主張。MP計算して突きつけると詰まった後MP23あるとか魔昌石があったとか主張。当然大苦戦。

  3、ワーウルフのセージ判定失敗。切りつけてもダメージなし。エンチャントかけようとすると禁止しやがる。ダメージ量からいって不自然だ、通常攻撃無効と判断できるはずだ、と説明しても強攻に禁止。ダメージ魔法も禁止しやがる。

 >1(>ミュートで11振り)サプレスエレメンタルとか武器戦闘能力とかの、何らかの対応を持たせなかったGMが間抜け。が、まあこれだけならただの事故だ。

  (>数十秒後に突然1回だけ精霊魔法無効化できるアイテム)ぶっちゃけして土下座して認めてもらうらな無問題。そうでないならただの吟遊詩人。(>撤退しようとしたら文句を言い出して)吟遊詩人か苦行主義者のただの馬鹿。【結論:自分好みのストーリーのためなら他人の苦痛を厭わないGM不適応者】

  2(>詰まった後MP23あるとか魔昌石があったとか主張)あきらかに違法にMP消費せずに魔法をかけた糞。原マンチ。卑怯者。無敵NPCで万能感を擬似体験したいただのお子ちゃま。【結論:公正なルール運営の出来ないGM不適格者】

  3(>エンチャントかけようとすると禁止しやがる)ただの苦行主義者な阿呆。ダメージが通らないならエンチャントして打撃力アップは通常の発想。(>ダメージ魔法も禁止)苦行主義者のうえ、戦士至上主義者のただの気違い。【結論:公正な判断の出来ないGMに向かない人】

 >もういい。そいつはただの吟遊詩人で苦行主義者で機転の利かない不公正な痴的生命体だ。二度とGMをやらせるな。

 >ワーウルフについてはGMの描写に問題あるな。普通の武器で殴っても「効いてないみたい」と宣言しなくちゃだめ。1.2ラウンドは普通に戦わせて、「どうも●●の武器で殴っても効いてないみたい」と言うべきだよ。ブロブが相手なら効いてるかどうかは分からないだろうけどさw

 >ワーウルフはダメージ負ってないことわからない、って話なかったっけ?

 >あったね。鈍器ならともかく、体毛が切れたり血が出たりしてるかもわからないのだろうか、みたいな

 >あーゆールールなら無効化された場合どうなるのかも決まってないとなぁ。ワーウルフ斬り付けたのとゴースト斬り付けたのとガーゴイル斬り付けたのでは違うし

 >PL「む、効いてないようなのでエンチャントくれ」

  GM知名度判定に失敗してるだろ、効いてないなんて分からないよ

 >PL「む、こいつ硬いな、エンチャントくれ」

  GM知名度判定に失敗してるだろ、硬いなんて分からないよ

 >PL(パーティーが半壊して)「勝ち目なさそうだな、逃げよう」

  GM知名度判定に失敗してるだろ、勝ち目ないなんて分からないよ」

 >そういうGMの世界だとセージ持ちがいないと話にならないだろうな、世界律的に。冒険者は多数がセージを持っているのが当たり前、よって知識も豊富か。

 >より正確に言うとセージ以外の人間はモンスターの特徴を記憶出来ない。

 >GM「虎なんてわからない、大きい猫だ」

  PL「猫ってなんだよ(1ゾロ)」

 >へっぽこパーティーがワーベアと戦うことになったらどうなるんだろうな。セージ失敗で。イリーナのグレソ攻撃命中! しかしダメージがいかない。エンチャントや他の武器に持ちかえるって選択は普通ありえない。まあ、その後エキューとかノリスの魔法武器の攻撃でダメージ与えて魔法の武器なら効くと判断できるとは思うが。

 >攻撃して当ててダメージ計算したとき、GMは「弾いた」「堅い皮膚OR筋肉OR鱗で止まった」「斬れたけどすぐに傷がふさがった」「手応えが無かった(通常武器無効の敵など)」「傷がついた」「血が吹き出た」「深く傷ついた」「血が激しく吹き出た」ぐらいは言うべきだと思う。見た感じで解ることなんだし、PCの判断の材料にもなる

 >(>1、ミュートで11振り、一発でボスRM無力化。愕然とするGM、数十秒後に突然1回だけ精霊魔法無効化できるアイテム持ってたと言い出し、ファイアボール打ってくる)相手を一発で無力化する呪文はGMにとって頭の痛いところだからな。昔話だが、CD&Dで即死呪文が効かない敵ばかり出てきて泣きたくなったことがある。(DMは持ち回り制だったんだけど、どいつもこいつもそういう敵しか出しやがらねえ)

 >ケインに対してジャイアントスラッグだとかハーピィだとかバイパーとかしか出さないという感じか。

 >(>ジャイアントスラッグ・バイパー)スネアって効かないのか?

 >蛇って転ぶのか?

 >断面で考えてみよう。横倒しにはなるよな。

 >(>CD&Dで即死呪文が効かない敵ばかり出てきて泣きたくなったことがある)足払い(だっけか?)に特化したPCを作ったら、不自然に足払いの通じない敵ばかり出た。それを知った他のPLが指摘したら突然暴力を振るったDM、というのが困ったちゃんスレで報告されていた。

 まじなはなしだが、こう言う場合は即死系の通じる雑魚を出してそれで我慢してもらうのが吉。PLも「どうせボスには即死系は通じないし」とそこで使ってくれるかもしれんし。

 >俺の得意技スリープだからヨロシク>GM

 >最初から寝ている敵ばかり出す優しいGM

 >ハウスルールだけど、ミュートやサイレンスは毎ラウンド抵抗化にした方がいいかと。スタンクラウンドやライトニングバインドも。

 >NPCがそれを食らった途端(そしてそれは、そのGMのキャラにとっては無力化状態に等しい)、そんなルールが誕生します。しかもなぜかPCには適用されません。

 >そういうのは鳥取ごとにバランスとって行くもんだしなあ

 >しかしバランスの取れないGMが圧倒的に多い。というか、バランスなんぞ考えずに俺様の美しく出目11ミュートで覆される程度の完璧なシナリオの再現だけに血道をあげるGMが多すぎ。

 >「多すぎ」は大げさだがな。1人いると目立つだけで。

 プレイヤーに不満や不信感を与えてしまうGMには、改善の余地がありますね。ただ、誰だって、皆で楽しみたいと思うからTRPGをしているのであって、最初からGMに悪意があるわけでは無いと思います。

 楽しんでもらいたいという思いの裏返しだったり、技量と経験の不足から、意思疎通が巧くいかなかった結果の、すれ違いかも知れません。ですから、あまり攻撃的にならずに、落ち着いて意見交換をしていただきたいものです。楽しめなかった原因が、全てGMにあり、楽しめないハンドリングを行うGMは悪だ、といった決め付けで「GM不適格者」と性急に切り捨ててしまうのは、楽でしょうけれど、悲しいことだと思います。

 まあ、上記2chの例にあるGMが、かなり地雷臭いのは事実ですけれどねw しかし、明確なルール違反があるわけではなく、ルールの運用方法、すなわちプレイスタイルの相違でしかないのかも知れません。たとえ本当にイカサマをしていても、データ改竄ダイス操作容認派の参加者なら、より面白くしようと努力したGMの気持ちだけは、汲み取ってあげても良いのではないでしょうか。もちろん、ただ単に、GMが負けず嫌いで意地になっただけなのかも知れませんがw 人の心のうちは分からないですからねぇ。

 ところで、敵へのダメージを、描写で大まかに知らせるのは、よい工夫だと思います。実際、私もよくやっています。しかし、魔法を毎ラウンド抵抗可能にするハウスルールについては、自分の卓なら、間違い無く反対意見を表明します(もちろんGMが決定したなら従いますがね)。

 「ダメージを描写で伝えるルールだって無い。そのハウスルールとの線引きの基準は、いったい何処にあるのだ?」と問われたなら、既にある魔法のデータを改造してルールを変えてしまうことと、ルールを変えずに運用方法や演出を工夫することは「まったく違う」と主張するでしょう。

 コンベンションに行くようになった数年前の私が、驚き、残念に思ったことは、多くのGMが「ルールを使わない」ことでした。GMが、使用するルールを覚えていなかったり、覚えていても、ハウスルールを適用したり、特定のルールを使用禁止にして、独自にカスタマイズしているケースが実に多かったのです。

 あるシステムの独自のルールに惚れこんだ私が、そのゲームの卓がたつと言うふれ込みのコンベンションに出向いたところ、GMが、肝心の肝となるルールを使用せずに、それどころか、ハウスルールばかりで、もはや「君のオリジナルTRPG?」と聞きたくなる得体の知れない何かを持ち出したときには「コンベンションって怖ぇぇぇっ!!」と思ったものですw

 ルールに無い部分を工夫するならともかく、ルールを無視したり、捻じ曲げたりして、書いてあることを蔑ろにしてしまうなら、それはもう、別のゲームです。もちろん、合意と了承を得たうえで、遊びやすく、面白くルールを変えるのはアリだと考えます。しかし、まさか合意と了承を得ずして、平気でコンベンションに、ハウスルールを持ちこむ人がいるとは思っていなかったですよ。ハウスルールで「自分の考える理想のゲームバランス」を実現しようと考えているGMは、その辺りを考慮していただけると、ありがたいです。

ヴィンランド・サガ

 どの書評を見ても「あのプラネテスの・・・」という枕詞が、もれなく付いてくる、幸村氏の新作。プラネテスは一般に評価の高い作品でしたが、現在のところ、この「ヴィンランド・サガ」も、おおむね好評のようです。TRPG者からも、高い評価を受けていますね。多くのTRPG系ブログが絶賛しており、連載を追わずに単行本の発刊を待っていた私は、期待を膨らませていました。

 で、ようやく購読。うん。面白い。期待を裏切らないどころか、ますます今後の展開が気になってしまう内容でしたよ。読みながら、トロイを思い出しましたが、考えてみると、北欧、それもヴァイキングを扱った海洋もの(になるのかな?)なんて、今まで触れた経験がありませんでした。サーガなんて言われても、魔界塔士を思い浮かべてしまう始末。

 今も、何となくトロイ、パイレーツオブカリビアン海皇紀、ウォーターワールドと連想していって、どこにもヴァイキングが見当たらず、己の浅学さに頭が痛くなってきたところですw むしろ、連想がますますヴァイキングから離れていき、その救いようの無さを楽しんでいる自分がいる・・・。あ、思考がブレカナから、アルシャードに行きついた。ヴァイキングは、いったいどこへ・・・w

 まあ、それは兎も角、史実に基づくなら、今後、主人公はヴァイキングの首長となって、アメリカを目指すわけですね。プラネテス木星到達で物語を締めくくったのと同様に、ヴィンランド・サガも、アメリカという未到の地に渡って、物語を終えるのでしょうか。なるべくなら、長く続けて、本家本元の題材を使い、壮大なサーガを完成していただきたいものです。

冲方式ストーリー創作塾

 スニーカーを長年買い続けてきた私は、冲方丁という作家の存在を、ずいぶん前から知っていたのですが、今までまったくのノータッチでした。話題になったマルドゥック・スクランブルにも、手をつけていません。N◎VA好きであるにも関わらず、読んだSF作品といえば「ニューロマンサー」「カウント・ゼロ」「モナリザ・オーヴィドライヴ」「クローム襲撃」「ハードワイヤード」といった古典くらいのもの。「12モンキーズ」や「マイノリティ・リポート」は、読まずに映画で済ませていますし。スペースオペラの「銀河英雄伝説」や「星界の紋章」もSFに加えて良いのかな。まあ兎も角、読んだのは、そのくらい・・・あ、ドラえもんも?w

 そんな具合に、SFとは縁遠い私でしたが、「マルドゥック・スクランブルは良い良い」と、噂を聞くものですから、とりあえず、冲方丁という作家を知るために、この「冲方式ストーリー創作塾」を買いました。作家に興味を持つことから始め、己のSF熱を上げる作戦です。

 そして、作戦終了後に思ったことは、FEARゲーが好きな人にとって、大塚英志氏の「キャラクター小説の作り方」や「物語の体操」よりも、この「冲方式ストーリー創作塾」の方が参考になるだろうなぁ、ということ。つまり、冲方丁という作家が、どのような作家なのかは、結局、これを読んでもよく分からなかったのですがw 思いがけず、TRPGの参考になる本を買えてしまったわけです。

 人物を過剰にする。行為を過剰にする。現象を過剰にする。数を過剰にする。描写を過剰にする・・・なんてアドバイスは、実にN◎VAっぽいなぁ、とかw ラノベチックな世界や物語を創造したい人には、よい種本になると思います。内容が、TRPGマガジンに載っていた、シナリオ作製講座の類に近いですよ。もちろん、ライトノベルを書きたい人にも、お勧めできます。何せ煽り文句が「キミにもマルドゥック・スクランブルが書ける!」ですから。読んでいるうちに、なんだか、私にも書けるような気がしてきました(注:激しく勘違い)

マルドゥック・スクランブル

 で、読み始めました。あー、なるほど。なるほど。これは売れますね。言葉遊びとか、未来のガジェットだとか、軽妙な文体だとか、ストーリー云々を言う以前に、既にうける要素満載じゃないですか。今更ですが、冲方氏の凄さを知りました。凄く面白い!とは思いませんけれど、巧いなぁ、と感心してしまう技巧の持ち主でしたよ。しかし「キミにもマルドゥック・スクランブルが書ける!」って・・・無理ですから!w

マイ・ボディガード

 この起承転結を、低予算のテレビドラマでやられたら「えー?」と思うかも知れませんが、過激な演出、豪華キャスト、無駄に多い画面エフェクトなどなどw を駆使して、これでもか!と言わんばかりに見せ付けられると、お腹一杯になります。

 そこはかとなくB級臭いけれど、激しくツッコミを入れるほどの隙は見せない、なんとも微妙な作品です。人に見所を聞かれると困ってしまいますが、とりあえず、娯楽作品としては十分でしょう。ただし、血が嫌いな人にはお勧めできません。私は、そこそこ楽しめました。